先日リバイバル上映で観た映画
『ライフ・イズ・ビューティフル』
について少し書きたいと思います。
たしかこの映画が封切られた年に妊娠して
悪阻で入院などして、とても劇場に観に行く余裕がないまま、大画面で観たい気持ちがありすぎて今に至っていた映画が2週間だけリバイバル上映されると知って、胸を高鳴らせて映画館に行きました。
静岡だと小さなスクリーンの小劇場でしかリバイバル上映されないので、
名古屋のミッドランドで観ることにしました。
戦争映画のコメディなのですが、
戦争をコメディにしてしまうとは
いったいどのようにして?
と、ずっと疑問のまま、知りたくないのでレビューなどを読まないまま26年、気持ちに封をしていた映画です。
先入観をもって観てしまうと、感動が足りなくなってしまいそうで、知りたくない気持ち、これは映画や小説につきものの感情です。
鑑賞後の感想は、
「ずっと待っていてよかった」
とまず感動して、その後に涙しました。
戦争とコメディを足した意味が私なりにわかりました。
戦争をポジティブにリフレーミングすることは難しいですが、視点を変えることで
リフレーミングのように
「感じるもの」「得るもの」は変わります。
監督は主演でもあり脚本も手掛け、ヒロインは奥さまだそうです。
なので、ひとつひとつのシーンに意味があるように感じます。
あの表情の意味
あの仕草の意味
答えはわからないまま想像するしかありません。
この映画が訴えたいことは、観る人が決めると思います。
私は「父性」ではないかな、と思いました。
※これからご覧になるかたもいらっしゃると思いますので、感想はふわっとさせておきます。
先に知ってしまうと印象が操作されて
感動が減少してしまいます。
「人生は美しい」
と、思える瞬間を、生きているあいだは
私も見つけたいと思います。